すっかり日本の日常生活に定着したUber Eats(ウーバーイーツ)ですが、そろそろオワコン説も聞かれるようになってきました。
「Uber Eats(ウーバーイーツ)はもう古い、やめとけ」という声も多くなっています。
どうしてUber Eats(ウーバーイーツ)はやめとけと言われるのか、本当にオワコンなのか。
特にこれから配達員になることを考えているあなたへ、Uber Eats(ウーバーイーツ)を始めるべきか辞めておくべきか、現配達員としての視点でお話しします。
配達の仕事に向く人、向かない人がいることは確かですが、わたしは好きです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はやめとけと言われる理由
オワコンと言われるようになったUber Eats(ウーバーイーツ)ですが、実際どうなのでしょうか。フードデリバリー業界はコロナ禍の下で大きく成長しました。コロナの収束とともに、フードデリバリーのブームが去る可能性は否定できません。
ただ「Uber Eats(ウーバーイーツ)はやめとけ」と言われる理由はそれだけではないようです。その大きな理由は以下4つに分類できます。
1.報酬が低い
2.配達員増加で配達依頼が少ない
3.サポート体制がひどい
4.クレーム対応がめんどくさい
報酬が低い
2021年よりダイナミックプライシング(変動報酬制)が導入され、Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬体系が分かりにくくなりました。
一つ確かなのは、ピーク時間以外の報酬が1件300円(スリーコイン)となったことです。この通称スリコと言われる報酬設定のため、ピーク時間帯以外で稼ぐことが非常に難しくなってしまいました。
デリバリー他社との報酬格差が大きくなったということです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はやめとけと言われる一番大きな理由が、この報酬の低さです。
配達員増加で配達依頼が少ない
現在Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員は全国で10万人を越えているとのことです。もちろん全ての配達員がフルタイムで稼働しているわけではありませんが、本業の場合フルタイムどころか毎日12時間以上働いている配達員もたくさんいます。
履歴書の用意も不要で面接もなく、オンラインで登録してすぐ始められるという手軽さから、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員は増え続け、オーダーの取り合い状態となっていることは否めません。
また同業他社の成長により、オーダー数自体が減ってきているということもあります。
サポート体制がひどい
Uber Eats(ウーバーイーツ)はよくサポート体制に問題があると言われます。配達中のトラブルはサポートセンターに電話で相談することができるのですが、この電話を受ける担当者に当たり外れが大きいです。
まずマニュアル通りの回答しかできない人が多すぎます。本当に相談の内容を理解しているのかと疑いたくなるほどの定型文で回答されると、腹が立つほどです。サポートという立場である以上、実際の現場を知ってほしいと切に願います。
せめて、配達員がサポートセンターに連絡を入れるということは緊急事態なのだということだけでも理解して、迅速に対応してほしいものです。
クレーム対応がめんどくさい
注文したお客様と配達員は、アプリを通して非通知で電話連絡することが可能です。そのため何か問題があった場合、お客様から配達員へ直接クレームが入ることがあります。
注文した品物と中身が違った、入っていない品があった、ひどい時には「辛すぎた」「美味しくない」などというクレームにまで、配達員が対応しなければなりません。
基本的に配達員の責任外のことであっても、クレームにはお詫びをし、お客様からサポートセンターへ連絡していただくようお願いすることになります。
特に忙しい時には、ついめんどくさいと思ってしまうこともあるのです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はやめられない?
悪条件、過酷な労働であるにも関わらず、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーは楽しいからやめられないという人もたくさんいます。
わたしも初めて配達の仕事をした時は、まるでゲームのように楽しいと思いました。RPGで住人の依頼に応えて報酬を得る感覚、そしてその報酬はリアルマネーです。
RPGに苦手なダンジョンがあるように、あまりピックアップに行きたくないお店があったり、まるでラスボスのような強力クレーマーに出会ってしまうこともあります。そんな時でも、自分の持てる力の限りを尽くしクエストを達成すると考えれば苦になりません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)を本業にしている配達員は、楽しいというだけでは続けられないかもしれません。でも副業としてなら、やめられないくらい楽しい仕事です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はオワコンで配達を辞めるべき?
おそらくUber Eats(ウーバーイーツ)はオワコンだと感じて配達を辞める人は、もともとこの仕事に向いていなかったのでしょう。体力的に、また精神的にしんどいと思う人には向いてない仕事です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)だけで生計を立てることは難しいかもしれません。本業として取り組むなら、他社にも登録して比較してみることをおすすめします。実際数社を掛け持ちして働く配達員も多い現状です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達員として働くメリットは、勤務時間を完全に自分でコントロールできることです。シフトに縛られることなく、働きたい時に働きたいだけ働くことができます。
例えば、舞台前にはバイトの時間を減らして稽古したい俳優さん。もちろん舞台がかかっている間は一切バイトのシフトに煩わされる心配がありません。
また資格を取るために勉強しているような人も、試験が近くなったらバイトしてる場合じゃなくなりますよね。
そういった人には、配達員の仕事がおすすめです。
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