【配達員】Uber Eatと出前館を比較!掛け持ちが稼げる?

フードデリバリーの代名詞ともなっているUber Eats、日本生まれの出前館、業界最大手と言えるこの2社を比較してみましょう。

配達員として働くならどちらが良いのか。

Uber Eatsと出前館は、配達時間や配達エリアなどが全く同じというわけではありません。報酬の仕組みにも違いがあります。

配達員としてとにかく稼ぎたいという人には、それぞれの特徴を理解して上手に掛け持ちすることをおすすめします。


目次

【配達員】Uber Eatsと出前館の掛け持ちが稼げる

Uber Eatsか出前館か。デリバリーの仕事で稼ごうと思ったらどちらが良いのか。

答えは「どちらか」ではなく「どちらも」です。

デリバリーの仕事で効率良く稼ぐためには、掛け持ちをおすすめします。

各社ともタイミングによって、稼働している配達員数に反して注文数が少なかったり、逆に注文は入ってくるのに配達員の手が足りなかったり。

掛け持ちして美味しいとこ取りで働けば、同じ時間でより稼ぐことができます。

また掛け持ちしていると、万が一アプリに不具合が出たような場合でも、別の会社のアプリに切り替えて仕事を続けることが可能です。

業務委託の場合、車両やデリバリーバッグにも指定はないので、共用で掛け持ちできます。

【配達員】Uber Eatsと出前館の配達報酬の違い

Uber Eatsも出前館も、業務委託される配達員の報酬は時給ではなく出来高です。

Uber Eatsの一件当たりの報酬は、配送料(基本料金+配達調整金)から10%の手数料を引いた金額です。

そしてインセンティブやチップが発生した場合、100%加算されます。

基本料金は配達する距離、配達にかかる時間などから算出されます。

出前館の報酬は現在、配達距離などに関わらず一律となっています。

そのため遠距離の配達は敬遠されがちなこともあり、距離による報酬額の改定が進められているとのことです。

【配達員】Uber Eatsと出前館のインセンティブ報酬の違い

デリバリーの仕事では、インセンティブとチップが報酬に大きな差を生みます。

Uber Eatsでは2020年5月からアプリにチップの制度を導入しています。

出前館のアプリにはチップを加算する機能がありません。

出前館に比べると一件当たりの単価が低いUber Eatsですが、悪天候や注文数の増大などにより、頻繁に各種インセンティブが発生します。

Uber Eatsのインセンティブは「ブースト」「ピーク料金」「クエスト」の3種類です。

出前館には「ブースト」と「キャンペーン」の2種類のインセンティブがあります。

どちらもリアルタイムではなく、事前にメールで告知される仕組みです。

もともと単価の高い出前館で最高3倍のブーストが発生したこともありますから、メールはしっかりチェックしましょう。

【配達員】Uber Eatsと出前館の配達エリアの違い

Uber Eatsは2021年9月から主要都市を中心に47都道府県展開となりました。

出前館は一足早く2021年6月に47都道府県全てに拠点を設けています。

Uber Eatsの配達エリアは都市単位です。

配達員は注文が発生しやすい、大きな駅の周辺や繁華街を中心に稼働しています。

配達パートナーはエリアに関わらず、どの都市でも注文を受けることが可能です。

出前館は同じ都市内でも地域毎に配送拠点を置き、配達エリアを細分化しています。

配達員は拠点に登録しエリア内で稼働しますが、複数の拠点に登録することも可能です。

Uber Eatsは店舗から5〜6キロ以上の長距離になる配達もありますが、出前館は概ね2〜3キロ以内の短距離です。

【配達員】Uber Eatsと出前館の配達件数の違い

フードデリバリーの会社は他にもありますが、知名度でも利用者数でも、やはりUber Eatsと出前館が1位2位を争う業界のトップです。

Uber Eatsの加盟店舗数は2022年1月に15万店を突破しました。

出前館には、同じく2022年1月現在で約9万5000店が加盟しています。

両社とも加盟店舗数は、これからも日々増えていく見込みです。

加盟店が多ければ、注文数も増加します。それだけ配達員一人当たりの配達件数も多くなるでしょう。

Uber Eatsには長距離の配達もあることから、配達件数は平均して1時間2〜3件です。

出前館は配達距離が短めで、注文の複数持ちもできるので、1時間に5件の配達をこなす配達員も少なくありません。

【配達員】Uber Eatsと出前館の給料日の違い

分かりやすく給料日としていますが、正確には報酬の支払い日です。

Uber Eatsでも出前館でも、個人事業主に支払われる報酬は、雇用主との契約に基づく給与ではないからです。

Uber Eatsの報酬は週払いです。

毎週月曜の午前4時に締め、翌週水曜日に振り込まれます。

ただし海外からの振り込みとなるため、金融機関によって入金までに数日かかることがあるようです。

出前館の報酬支払い日は月2回です。毎月15日と末日が締めになり、5営業日以内に振り込まれます。

Uber Eatsと出前館を掛け持ちすると、単純計算で月6回の給料日。これは嬉しいですよね。

個人事業主として得た報酬は、給与ではないので源泉徴収はされません。

本業の場合は48万円、副業の場合は20万円を越えると確定申告が必要です。

【配達員】Uber Eatsと出前館の注文の受け取り方の違い

Uber Eatsでは、AIが現在位置などから最適な配達員を判断し、配達リクエストが送られてくる仕組みです。

リクエストを受けたら、ピックアップの店舗、配達先のエリア、獲得予定の金額などを確認し、約1分の間に承諾します。

拒否もできますが、拒否したり制限時間内に承諾しなかった場合、配達応答率が下がり配達員の評価に悪影響を与えるので注意しましょう。

出前館は他デリバリー各社と異なり、早押しで注文を受けます。

掲示された注文の一覧の中から自分で選び、最大5件まで受注することが可能です。

ただし近距離など割の良い配達はすぐ他の配達員に取られてしまうことから「早押し」と呼ばれるようになりました。

この早押し制度は、現在見直しが進められています。

【配達員】Uber Eatsと出前館の営業時間の違い

Uber Eatsの営業時間はエリアごとに異なり、以下のようにいくつかのパターンがあります。

・7:00~25:00
・7:00~26:00
・8:00~25:00
・9:00~24:00

24時間営業ではありませんが、エリアによっては早朝から深夜までです。

そのためUber Eatsでは、配達員の安全を考え12時間ルールを採用しています。

営業時間の長いエリアでも、待機時間を除く実際の稼働時間が12時間になるとアプリが強制終了し、その後6時間は起動できません。

出前館の営業時間は9時~21時です。ただし地域によっては朝7時から営業している拠点もあります。

一部深夜1時まで配達可能な店舗もありますが、出前館の配達員ではなく独自のスタッフが配達している店舗です。

【配達員】Uber Eatsと出前館の服装の違い

出前館では直雇用のアルバイト配達員に制服を用意しています。

制服、制帽でロゴ入りのデリバリーバッグや車両を使っている配達員はアルバイトです。

個人事業主として登録し業務を請け負う配達員には制服の貸与はありません。

ただし出前館では業務委託配達員に対し、いくつかの服装規定を設けています。
・制帽着用
・マスク着用
・無地のズボン(ハーフパンツ不可)
・サンダル不可(スポーツサンダルも不可)

制帽やマスクは常に着用する必要があるわけではありませんが、店舗で商品を受け取る際およびお客様に商品をお渡しする際は必須です。

一方Uber Eatsに服装規定は全くありません。

清潔感のあるものなら、自分の好みで選んでも問題ないでしょう。



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